「犬が散歩で歩かない」突然立ち止まる理由と対処法を紹介!

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愛犬に散歩を楽しんでもらいたい!

快適に運動をしてリフレッシュしてほしい!

そんな気持ちでお散歩に出かけたものの、途中で突然立ち止まって、歩かなくなってしまうと、楽しいはずのお散歩も面倒になってしまいますよね。

歩かないのはただのわがままだと思い、大切な愛犬に対してイライラしてしまったり。

その他に理由があるのかもしれない…と不安になってしまったり。

飼い主さんご自身が「散歩が大変」という気持ちが大きくなると、その後、外に連れていく回数が減少してしまうことも考えられます。そうなることで、愛犬の運動不足や健康への影響も現れてきてしまいます。

こういった「犬が散歩で歩かない」といった悩みは多くの飼い主さんが同じように抱えています。

この記事では犬が散歩で歩かなくなる理由と、その解決法をご紹介します。

愛犬が散歩で歩かないという悩みを解消して、これから皆さんが楽しいお散歩をできますように。

犬が散歩中に動かなくなったり、立ち止まる理由は?

愛犬が散歩中に突然立ち止まったり、思い通りに歩かない状況は飼い主さんにとってイライラを感じさせますね。

しかし、犬はそういった行動をわざとしているわけではないかもしれません。理由は気持ちの面から健康面までさまざまな理由が考えられます。

ここからその理由を5つあげて、歩かない場合の見るべきポイントと、対処法を紹介していきます。

怖がる気持ちがあって歩かない

犬は散歩中に突然、何か恐怖を感じると本能的に自身の身体の動きを止めて、歩かないことがあります。

例えば、普段の散歩道の途中で大きな音を立てて工事をしていたり、道を通る車やバイクが大きな音を立てて走り去ったりと、普段の穏やかなお散歩とは異なるシチュエーションに遭遇した時に突然立ち止まってしまいます。これは犬の怖がりの現れです。

外の気温・気候が影響して歩かない場合

最近の日本の夏は気温も上がり暑いですよね。そんな日は、飼い主さんと同じように犬も当然お散歩を嫌がります。夏に限らず、冬の寒い日や雨の日も気温や天気によって、外に行きたくない気持ちになり、散歩を拒否したり、出掛けた先で歩かないということもあるかもしれません。

せっかく散歩に行っても途中で立ち止まったり、歩かないことで、飼い主さんとしても「早く歩いてよ!」とイライラする気持ちになってしまいます。

その他、気温や気候が原因として考えられるケースは夏の散歩の場面、犬は人間よりも背が低いため、夏の日差しは地面からの照り返しの影響を受けやすいのです。

犬の体温調節は呼吸によって行われるため、愛犬の気持ちを想像すると少ししんどいのがわかりますね。そのため、夏の散歩には十分注意が必要です。

歩かない場合や急に立ち止まったりする場合には、人と同じように熱中症※を疑ってみることも大切な注意点です。

※【獣医師が解説】愛犬の「熱中症」予防と応急手当、暑さ対策について」2023/04/28 GREEN DOG & CAT

道路など散歩道の環境変化等によって歩かない

散歩道の環境は日によって変わることがありますね。道路の工事や交通量によっても犬の散歩に対する気持ちは変わります。その一つの理由は、犬の鼻の良さにあります。

犬の嗅覚は人間の1000倍くらいになる※と言われおり、それが故に柑橘系や化学物質(道路工事の際に使用する化学物質やその他塗料など)のにおいは、人が感じるよりも強く感じます。そのため、普段通り慣れているお散歩のコースも、そのにおいを感じるだけで立ち止まってしまうことがあります。

※「犬の匂いの感じ方とは?」2017/09/09【ペットショップナビ】

病気・けがが理由で歩かない

散歩前に怪我をしていれば飼い主さんも様子に気付きますが、散歩中の怪我や体調不良には気付きにくい場合もありますね。

少しが様子がおかしいなと感じるポイントは、普段より散歩のスピードが遅くなったり、足や胴体の動きがいつもよりぎこちないなという違和感です。

仮に足を怪我していたとして、それをかばうために体の動きがおかしくなることもあります。

そんな時立ち止まるというのは犬の気持ちを考えたら当然のことですね。散歩では普段と違うことがないかと注意してみてあげましょう。

また、病気や怪我に気づいたら早めに病院へ連れて行ってあげましょう。

年齢(老齢化)・リードやハーネスによる散歩拒否

年齢を重ねてくると犬も疲れやすく、散歩で歩かないケースがあります。そのほかにも、認知症や老齢化による歩行困難などが理由で歩かない場合もあります。

また、犬の散歩のマストアイテムであるリードやハーネスを買い替えたタイミングでは、違和感を感じたり、散歩途中に立ち止まって歩かなくなることも可能性として大いにあります。

それは飼い主さんに対して自分の気持ちを表現しているため、しっかりと普段の様子を見ながら気づいてあげられるといいですね。

ここまで、犬が散歩で突然止まったり、歩かない場合の理由として考えられる以下の理由・原因を紹介してきました。

  • 怖がる気持ちがあって歩かない
  • 外の気温・気候が影響して歩かない場合
  • 道路など散歩道の環境変化等によって歩かない
  • 病気・けがが理由で歩かない
  • 年齢(老齢化)・リードやハーネスによる散歩拒否

これらの「歩かなくなってしまう理由」を事前に知識としてもっておくことで、対処法がすぐにわかるため、安心してお散歩に出かけることができますね。

犬が散歩で歩かない理由別の対処法を紹介

歩かない理由状態対処法
恐怖心

・散歩道の途中で大きな音の工事

・車やバイクの大きな音


・どの音で止まるのか、どの場所に止まるのかなど、具体的な原因を把握・慣れるまで少しずつ距離を縮めていくなど、徐々に慣れさせる


・おやつや褒め言葉で犬の注意をそらし、少しずつ歩くように促す


・散歩コースを変える(車の通行量が多い場所を避ける/散歩コースの変更)


季節や気候

・ブルブル震える

・散歩前、房器具の近くに寄りつく

・水を飲まなくなる


・散歩の時間帯を調整


・暑い日は、日陰や室内で涼む


・こまめに水分補給


・寒い日は、犬服を着せて防寒


・寒暖差が激しい場合は、室内で体を温めてから散歩(冬)

散歩道やその環境の変化

・環境の変化に戸惑っている可能性あり


・立ち止まって観察したり、匂いをかぐことがある

・焦らずに徐々に環境に慣れさせる

・新しいコースの場合は以前の散歩コースに少し戻してみる

・注意を逸らすおもちゃやおやつを与える

病気や怪我

・関節炎、椎間板ヘルニア、膝蓋骨脱臼など


・夏場はアスファルトの熱による肉球のやけど

・獣医に相談し、理由を特定・治療

その他

(加齢・散歩アイテム)



・老齢化による歩行困難

・認知症

・リードやハーネスが合わない



・老齢化や認知症の疑いがある場合は獣医へ相談


・リードやハーネスなどのアイテムが理由の場合は事前につけて慣れさせる


・犬に合った(気に入った)ものを用意する

他にもこんなケースがある

●はじめてのお散歩

犬もはじめてのお散歩はワクワクドキドキ!

はじめてのうちは歩かなくてもしょうがないですよね。少しずつ新しい生活に慣れながら、ゆっくり馴染んでいくといいですね。

●ストレス発散♡

飼い主さんにかわいがってもらえてるのが伝わります。

発散できてよかったー!高速歩き、みてみたいですね。

散歩中に犬が歩かない時に飼い主が「やってはいけない」こと

やってはいけない行為

愛犬がお散歩中に突然立ち止まったり、歩かないという声はよく耳にします。飼い主さんも不安になりますよね。

ここでは散歩中に歩くかなくなった時に飼い主さんがやってはいけないことを紹介します。

以下で紹介する内容に気をつけておかないと、飼い主さんが愛犬と信頼関係築きたいと思っていても、それを悪化させてしまったりさらに散歩嫌いな気持ちにさせてしまうかもしれません。そうならないように注意点をしっかり覚えておきましょう!

歩かない状態で無理にリードを引っ張ったり、引きずること

愛犬が急に立ち止まって歩かない場合に、無理矢理引っ張って連れて行こうとするのは信頼関係が崩れてしまう原因です。

その行為は、痛みや恐怖を与えてしまい、散歩をさらに嫌なものとして認識させてしまうことがあります。当然そんな嫌な想いをするなら散歩へ出掛けて歩きたいなんて思いませんね。

また、気持ちだけではなく犬の首や体にも負担がかかるため、怪我をしたり、健康を害する恐れもあります。

立ち止まって歩かなくなってしまった犬には、そこが特別危険な場所でない限り、無理に歩かせようとせず、一旦落ち着かせてからリラックスした状態で散歩を再開することがおすすめです。

犬に対して怒る・叱ること

犬が急に立ち止まって歩かないからといって、大きな声で注意したり、怒る・叱ることはやめましょう。

犬はなぜ怒られているかがわからない場合、飼い主さんへの不信感や恐怖心を抱く可能性があります。

また、無理矢理にリードを引っ張られたり、引きずられたりする恐怖と同じように、「散歩することは怒られること」という認識が生まれて、犬がさらに散歩嫌いになってしまうかもしれません。

賢いことに犬は、飼い主さんの感情を敏感に察知することができます。そのため、飼い主さんのイライラはしっかりと犬に伝わります

歩かない場合にイライラしてしまってもまずは深呼吸で飼い主さんが落ち着きましょう。(逆に愛情もしっかりと伝わりますよ♡)

飼い主さん中心のペースで散歩

時間がない中で散歩に連れて行かなきゃとストレスになることもあると思います。しかし、散歩は犬にとって、運動をさせてあげるという目的がありますが、実はそれだけではないのです。

外の世界を探索することで犬は様々な情報を得ることができます。また、感覚の刺激にもなるため、元気に健やかに生きていくためにとても大切な時間です。

飼い主が自分のペースでせかせかと歩き続けたり、それこそリードを引っ張りながら歩いてしまうと、犬自身が外の世界を楽しむことができません

犬はいろいろな自然のにおいを嗅いだり、周囲を観察したりする時間を奪ってしまうことで、動物が本来もっている自然な好奇心や散歩に対する楽しさも感じなくなってしまいます。

その結果、歩かない・立ち止まって動かないという散歩を拒否するような行為をするようになってしまうかもしれません。

もし散歩の途中で突然犬が立ち止まって何かを気にしている場合は、犬には犬なりの理由があるはずです。

犬の気持ちも考えた上で丁寧に散歩してあげることで、より散歩の時間が楽しくなることでしょう。

散歩の時間は大切なコミュニケーションタイム

ここまで「犬が散歩で歩かない理由と対策」を紹介してきました。

その時々で立ち止まって動かない・歩かない理由はあると思いますから、ぜひ大切な家族のことをよく観察してあげましょう

そして、適切な対処をしてあげることで、愛犬から飼い主さんへの信頼を得ることでさらに家族の絆が強くなることでしょう。

ぜひここまで記した情報を参考に、これからも愛犬とともに素敵な時間を過ごしていただければ幸いです。